王位継承争奪戦


「竜に騎乗し、黒と白の従者を従え、七つの賢者に祝福された王は来れり」オルルド王国高祖の戯曲の一節から始まるシナリオ。高祖は自分のマジックアイテムを子供達にひとつづつ渡す。剣の王家、鎧の王家、盾の王家、冠の王家。この王家の候補者の中から優れた者を王位に付ける事を祖法とした。



11月のOGA例会に参加してGMをしたものです。
使用システムは旧ソードワールドinガンメタルブレイズ(カード)。(+オリジナルルールとしてキャラクター作成時に男女差で筋力の差が出るようにしてあります。女性は生命力と精神力が高くなる感じにね)
それぞれの王家に指令と秘密を用意してありますが、点数よりも遊ぶための要素なんですけどね。
今回継承争奪戦による四つの王家(PC)+護衛の騎士の試練とは、かつてのドラゴンがすみし、洞窟に竜の牙を取りにいくというもの。
重臣達や国民から支持得た(ルール的には、ガンブレのカードをより多く得る)者が継承権を得る事になります。
プレイヤーが5人の場合は、抗争劇がメイン。4人の場合はアイテムの開放による高祖の復活劇がメインと決めていました。
ガンブレイドの親和性の心配もありましたが、序盤からカードが飛び交い、皆さん柔軟性が高いのか随分楽しんでもらえた。カード不足になるとか予想外!ちょっとづつルールを変えて対応。ご協力まったくどうもありがとう。

PCは自分の予想では男性ばかりと思っていたら、王女様+護衛騎士が男性の女性メインの編成に。しょっぱなからやられた!
不協和音を前提とした、シナリオ密命導入。不協和音はアイテムの罠を目立たさなくするギミック。それを知るは護衛さんだけ。さらに護衛さんもマジックアイテムの呪いを発動させれば王になれると、そそのかす密命を与えながら、達成すればBadEndになるという意地の悪いシナリオでした。
悪態をつきながらもそれなりに纏まるパーティー。ちぇ。(笑)
第一の試練として道中、村を助けてほしいという願いに出会います。時間制限を課しながらも、選定条件の匂わせて寄り道をしてもらう予定でしたが、良心に基づいて助けに言ってくれました。ありがたいことです。
ここでは久々の旧SWとの事でしたので戦闘練習をと思っていました。ミノタウロスミノタウロスの婚活に付き合わされたゴブリン達)を出してみました、でも瞬殺。
勝利も休息無しで洞窟に強行軍は予定通り。
その間にNPCである盾の王子はマジックアイテムの使いすぎで呪いに掛かりますが、気持ち悪さのみを演出。まさに悪役。躊躇なくずんばらりんできるものと思っていたのに…。
洞窟ではそれなりに、傷をおって貰おうと思っていましたが、まったくの無傷でボス戦に。
ボス戦では盾の王子がデーモン化。挟み撃ちという所でスリープをくらい各個撃破。とほほん。
しかも可能な限り、冠の王女を中心に盾の王子を助けようとパーティーが動いてくれました。
GMとしても想定外でしたので助ける方法を思いつかず決着。(後で鎧の王女様役の方からセーブソウルで解決できないかな?と言われ、完全な失念でした、できます。)
強力なマジックアイテムを与えながら、冒険者レベル+2のモンスターレベルに拘りすぎました、英雄点の無敵さを計算に入れずバランス難易度が易しすぎたかもしれません。
最後は、最後の一撃で、皆からカードが飛び交った剣の王女が第一王位継承権を得る事になりました。まったく納得の結末ですが、皆さんのカード枚数差も少なく、なんとも白熱しました。
反省点はあるけれど、楽しんでいただけたようで大変光栄。久し振りのマスターで緊張しましたが、PLに恵まれました。大変まったくありがとうございます。

プレイヤーさんが書いてくれていた感想。他の方も書いてくれましたがmixiなので、割愛。感想をいただけるの本当、嬉しいものです。
王位継承争奪戦!
http://ameblo.jp/husko-siwri/entry-10700478437.html

以下キャラクター

【剣の王家】ヴォルテンベルク公アーデルハイト=ヴォルテンベルク(アデル)(28歳・女)
 夫、娘(6歳)あり 男勝りの性格
「剣の王女様は決断力もあって王道ヒーローだった。王様に選ばれるべくして選ばれたように思います。しかも子持ち、これではお姫さを当てがえない?!あとで読み返してて、あれ?アームストロングの姉ちゃん!クシャナ殿下っぽい?で、上記絵に。」
鎧の王家との確執の指令あり、実はアイテムの剣を使いすぎると黒の悪魔に取りつかれるって設定でした。



【鎧の王家】デュッセルドルフ公シュテファニー(シュテファニー)(20歳・女)
 メガネっこな王女 現オルルド王国統治者の娘 やや高飛車
「鎧の王女様のインテリ系眼鏡っ娘的なキャラクターという当初の目論見から、カードが飛び交って縦ロールしてそうな慇懃無礼なお姫様への華麗なる転身。順応性が高くカードを活かしてくれてて面白かった」
剣の王家と確執、盾の王家を応援する指令あり、鎧は生命力が回復するのですが、するぶんだけ少しづつ白い悪魔に体が変質するって設定でした。

【冠の王家】アーネンベルク公ヒルデガルド(ヒルダ)(15歳・女)
 シルバーブロンドのロリッ娘
「冠の王女様がヘルメス殿下を助けようとした事は盲点でした。なんという友愛。めしいた目でみなければ、裏が無いのか!って、そんなアクション考えてなかったので(笑)戻る方法を提示できなかった。なんという良心!」
保身に走るような指令あり、禁忌魔法を使う毎に封印が解かれる設定でした。

【盾の王家】ドーン公ヘルメス(NPC)(26歳・男)
「PCが4人であれば、不協和音要因、すごく性格悪くした。もちろんモンスター化要因だった。でも助けてくれようと努力してもらい彼も満足だろう。助ける選択肢は考えてなくて失敗」
鎧の王家は助けるのが当然という指令あり、アイテムを使いすぎると知能の無いドラゴンに変化しちゃう設定でした。

【お付きの護衛】ウルス(20歳・男)
「護衛は隠し指示が指示だったので、目論見通り優柔不断的に。もう少し追い込んでダークヒーローになってもらえればよかったかな。」
実は高祖のご落胤。なので全てのマジックアイテムの謎を知っていました。全ての封印を解いて新しい王になれる要素を与えていました。

旗幟はためく下へ
子飼いの兵士達より切り離され、名誉職に祭り上げられた剣の王女。彼女の影響力を恐れた現王は彼女の機甲第三師団を危地へ送り込むのだった。
次回「腐海の森を越えて」大丈夫、ほら怖くない。

拍手ありがとうございます!

ありがとうございます。
ソードワールド懐かしいなー、まぁLV9とか10とかまずないけど、精霊魔法で即死があってワラタw
英雄点を使うとレベルより上の魔法が使えるんだよ!このルールを使って遊んでみたんだよなぁ