蟹座復権の日02

tairai2008-04-13

今回の絵は竹田エリヤングジャンプ連載「とりどりことり」の主人公にキャンサーのゴールドクロスを装着したもの。竹田エリ作品はシニカルなお笑いが好きな人は期待できると思います。可愛い絵だけじゃないんです。今後に期待です。

前回は如何に過去の蟹座のゴールド聖闘士が活躍しているかを語りましたが、今回は今世の蟹座のゴールド聖闘士デスマスクの本当の姿に迫ってみたいと思います。
前回<http://d.hatena.ne.jp/tairai/20080124

第一章「すべては紫龍に第七感を目覚めさせる為の演技であった」
この主張は贔屓の引き倒しと感じる方もいらっしゃるとは思いますが、根拠は存在します。
悪のダンディズムを貫いていたデスマスクが、一転してヘタレ呼ばわりされるようになったのは何故でしょうか。大きな要因のひとつとしてvs紫龍戦があります。
確かにホームグラウンドである三途の川(冥界)に誘き寄せたにもかかわらず、勝てないばかりか、ゴールドクロスにも見捨てられての敗北。ヘタレと思われても仕方がないのかもしれません。
しかし、これを冷静に観察すれば、新しい事実も浮かんできます。
まず、ホームグラウンドの三途の川は有利な場所だったろうか? 否である。目を負傷していた紫龍は目が見えるようになり、万全の状態になったのである。これは目の治療をさせるための処置であると考えたとしたら?
また、わざわざ何度も挑発をしているのである。これを紫龍をわざと怒らせてセブンセンシズを目覚ませるように誘導していると考えたとしたら?(得に童虎がいるにも関らず、春麗をテレポートさせて落とす等、あからさま過ぎると言えますね)
今一つの疑惑に、デスマスクは「聖闘士は一度見た技は2度は通じない」と何度も紫龍にくり返しているにも関らず、必殺技「積尸気冥界波」を何度もくり返して使用しているのです。
この行為は紫龍をゴールドセイントクラスに育てる為に教育していると解釈することで筋が通るのではありますまいか。
紫龍は覚えが悪いのか、今一つ、能力が開花しない。何度も同じ技でふっとんではいるのですが、時間も限られており、デスマスクは紫龍に切っ掛けを与える事で育てる役割を盟友である山羊座のゴールドセイントに託したのではないだろうか?
ここでデスマスクのようなゴールドセイントを無駄死させてまで、未熟な紫龍を育てる意義があるのかという疑問もあります。デスマスクには冥界にいか無ければならない理由があったとしたら行動の筋道が開かれるというものです(次章に語ります)。
ひとつの問題が発生します。紫龍は未熟で如何に八百長(監視者を騙しながら)をしようとも実力差がありすぎたのです。そこでデスマスクは一計を案じました、ゴールドクロスを脱ぐ事で実力差を緩和したのです。これであれば不自然では無い敗北が可能です。
これには嬉しい誤算が、あれほど未熟な紫龍もクロスを脱ぎ甘えを捨ててセブンセンシズに目覚めかけたのです。
任務を果たしたとデスマスクは満足して退場して行ったのではないでしょうか。

裏付ける証拠もあります。見て下さい。
http://tantei.find.gr.jp/repo/kani/kani10.gif
はじっこでわかりずらいですか?デスマスクツンデレ気味なので恥ずかしがり屋さんなのです。下記をごらんください。
http://tantei.find.gr.jp/repo/kani/kani10_1.gif
ちゃんと装着して、嘆きの壁に参上しています。ここからもクロスが脱げたのはデスマスクの意思であった事は間違い無いと推理できます。
以上により、「すべては紫龍に第七感を目覚めさせる為の演技であった」事は動かし難い史実であると断言させていただきます。